就任のご挨拶
第3代会長 森 秀明
同窓生の皆様、こんにちは。
この度、同窓会の礎を作られた山田雅人初代会長、その後20年以上に渡り活動を支えてこられた子安政宏第2代会長から会務を引き継ぎ、第3代の会長を務めることとなりました。
私と金井高等学校との関わりは、中学校3年生のときに訪れた第1回の金井祭(テーマ「はじめのいーっぽ」)に始まりました。ようやく校舎の半分(南棟と西棟)が完成し、1~3期の先輩方が自分たちの学び舎で初めて開催した文化祭は、草創期の金井を作ってきた自信と活気に満ちていて、中学生ながらその姿にあこがれたことを覚えています。
翌春、入学してからの3年間は、その先輩方の熱気と、やはりこれからの金井を良い学校にしていこうという先生方の熱意に支えられて、学業はもちろん、部活動や委員会活動に様々な学校行事と、充実した高校生活となりました。そして、卒業後も多くの同窓生と共に足繫く金井高校に行き、後輩たちのサポートをしていたことも良い思い出です。
そんな高校生活が、自分が高校の教員を目指した動機でしたし、今も数多くの同窓生が高校の教員として活躍していることも、金井での高校生活が同じように充実していた同窓生の多いことの証拠であると思っています。
その卒業から20年近くを経て、今度は教員として赴任した金井高校は、少子化の影響で5クラスしかない学年ができたり、学校週5日制(週休2日制)の完全実施やそれに起因する単位不足問題が発生したり、新教科「情報」が導入されたりと色々なことの起こった時期ではありましたが、自分の在学当時と同じ活気の溢れる高校が確かに引き継がれていました。学級担任としても、部活動顧問としても多くの良い生徒たちに恵まれ、ここでも充実した教員生活を送ることができました。
そして、定年退職までの最後の2年間を、その金井高校で、先生方の活躍を(ひいては生徒の学校生活を)支える立場の教頭として終えることができたことは、私にとって何よりの教員生活の締めくくりになりました。
さて、会長としての会務を始めるにあたり、まずは皆様にお詫びを申し上げなければなりません。ホームページや会報、そして臨時総会の場でも申し上げましたが、母校の40周年記念事業以降、ほぼ10年にわたり、同窓会としての活動がほぼ停止していると言っていい状況になってしまっていました。これは、ほぼ同世代である役員の多くが仕事上責任ある立場になり、仕事と家庭生活の両立で手一杯であったこともありますが、母校や業者との対応を主に行っていた私自身に余裕がなく、母校新卒業生の入会届受領や部活動支援金の支給といった、そのタイミングでしかできない業務をこなすだけになってしまっていたのが主な原因です。特に、会計業務について会計担当役員との連携を怠り、今回の臨時総会を機に停止期間中の分の会計処理を一度にやらなければならなくなったことは、総会にご出席の会員の方からも厳しくご意見をいただいたところです。誠に申し訳ありませんでした。
ここまでお読みいただいた会員の皆様の中には、その私が会長を務めることについて異論をお持ちの方もいらっしゃると思います。しかし、その私であるからこそ、会の運営を再び軌道に載せ、しかるべき次世代に安心していただける形で引き継げるよう、尽力すべき責任があると思っています。これからは、本同窓会の目的であるところの「会員相互の和を図り、かつ母校の発展に協力する」を会員の皆様がご納得いただける形で実現するべく、また、令和7年度に控えた母校50周年の年を心置きなく迎えられるよう、全力を尽くしていく所存ですので、何卒ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和6(2024)年6月
会長 森 秀明
≪森 秀明 プロフィール≫
【金井高校生徒】
1978(S53)年4月 第4期生として入学
1年 4組(横山 満先生級)
2年11組(佐々木 興先生級)
3年 8組(星野 謙治先生級)
理科部天文班(第2代班長)
図書委員会(第3代委員長)
【同窓会】
1981(S56)年3月 卒業に伴い同窓会入会
1985(S60)年7月 役員改選により副会長就任
2024(R06)年4月 役員改選により会長就任
【金井高校教職員】
2000(H12)年4月 金井高校教諭として保土ケ谷高校より着任、数学科を担当
2000(H12)年4月~2010(H22)年3月 軽音楽部代表顧問
2001(H13)年4月~2004(H16)年3月 第27期生学級担任(1年4組/2年4組/3年2組)
2003(H15)年4月~ 数学科に加え、指導要領改訂により新設された情報科を担当
2006(H18)年4月~2009(H21)年3月 第32期生学級担任(1年5組/2年5組/3年5組)
2007(H19)年4月~ 総括教諭
2010(H22)年3月 上矢部高校に転任のため離任
2021(R03)年4月 金井高校教頭として平塚農商高校より着任
2023(R05)年3月 定年退職